人生の宝

人の悩み、心の穴、闇は、誰にも理解できません。
皆それぞれに感じる事は違うからです。


心の形は、自分自身で作り上げるものでもあります。


自分が”悲しい！寂しい！”と望めば、闇は深く作られ、迷路に舞い込みます。





私が20代の頃。

寂しさに泣くことがよくありました。

朝の出勤時間、風景を見ながら心の穴を感じ、
夕日を見て胸が締め付けられていた。

何気ない日常が、空虚な思いで切なくなる。

「誰か一緒に居てほしい。誰か！私を分かって欲しい。」

そんな思いで埋め尽くされていた、20代の私。


そんな私も・・・知っていました。

誰かが傍に居てくれても・・・心が満たされ無い。

傍にいるのに、遠くに感じる。
求めても、離れている。


明らかに胸に穴が空いていたし、空虚感を埋めようと必死でした。
その事で、自分自身が作るトラブルも多く、人間関係も上手くいきませんでした。


正に、情緒不安定だったあの頃。



あれから時が経ち、私も大人になりました。

心の穴もふさがりました。

そんな私が言えることは、
”自分で作る穴は、自分で気づき、埋めるしか無い”と言うこと。


一度、深く落ちた時。
自分で自分を支えられなくなった時が、私の転機となりました。

もがいたけれど、「今」がある。


人生の中での出来事は、良いことばかりではありません。

ですが、それから得られる事はとても大きいのです。


気付きが起こる為の出来事と言っても過言では無い。

そして向き合った人が得られる”気付き”は、人生の宝となります